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映画 - ゴーストバスターズ 感想

ホーム - 映画『ゴーストバスターズ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
http://www.ghostbusters.jp/


監督:ポール・フェイグ
製作:アイバン・ライトマン、エイミー・パスカル
製作総指揮:ポール・フェイグ、ジェシー・ヘンダーソン、ダン・エイクロイド、トム・ポロック、ジョー・メジャック、アリ・ベル、ミシェル・インペラート・スタービル
原作:アイバン・ライトマン、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス
脚本:ケイティ・ディポルド、ポール・フェイグ
撮影:ロバート・イェーマン
美術:ジェファーソン・セイジ
編集:ブレント・ホワイト
音楽:セオドア・シャピロ
出演:クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワース、アンディ・ガルシア、チャールズ・ダンス、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、マット・ウォルシュ、セシリー・ストロング、ニール・ケイシー、カラン・ソーニ、ザック・ウッズ、エド・ベグリー・Jr.、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバー、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ

アメリカ・ニューヨーク。コロンビア大学の素粒子物理学者のエリン・ギルバートは、心霊現象を科学的に証明する研究を重ねていたが、研究費を打ち切られ、大学をクビになってしまう。エリンは自らの知識と技術力を生かすため、幽霊退治の専門会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げるが…。


 こちらの鑑賞対策に、旧作ゴーストバスターズ1と2を見ておきました。
 結論から言えばオリジナルより僕は面白かったです。

 旧作が良かった点には、オバケの視覚化があると思います。VFXもいまいちだった時に、「オバケってのはスライムみたいなドロドロを伴うものだ」とごり押しして、それがなんとなく腑に落ちるところまで演出できていたわけです。それからオバケを退治するための楽しいギミックの数々。オバケに対しては、わりと物理的な破壊が有効だったり、つなぎの作業服を着る必要があったり、まとめてパッケージ感が強くて、それらに飲まれる楽しさがありました。その後、「オバケ→スライム」という流れがどの程度踏襲されてんのかしりませんが、この作品がオバケの演出を2時間内で納得させて完結させたという点で一定以上の価値があると思います。マシュマロマンのバカっぽさとかも。あと、コメディも楽しかったです。
 が、僕は正直言いまして、名作ってほど名作でもなくて、わりと穴の多い作品だと思います。僕にとっては大事じゃない、取り立てて面白くもない作品でした。これはたぶん、その時代に映画を見る習慣がなかった、とかそういうのも影響していると思います。
 その理由の一つに、「オバケ」って存在の決着のつけ方があまりにも適当すぎることです。「科学を武器にオバケを退治」っていうことは、必然と超常現象と科学っていう相反する問題が同居するので、世間がオバケをどう捉えているかって問題が浮き彫りになる。ゴーストバスターズってのはオバケ退治を職業とする人たちだから、その存在を世間が受け入れるまでには相当な問題が発生するはずなのに、1作目は中盤の数分でこれを「はい受け入れられました」って感じで処理してしまうのですよ。2作目に至ってはもっと酷くて「受け入れてたけどやっぱ拒絶されました」ってところから強い理由もなく始まる。しかも、主役のピーターは、ペテン師扱いされたゴーストバスターズ出身ながら、テレビタレントとして活躍している前提から始まります。その他のメンバーは研究者と児童向け劇団みたいな散り散りになった扱いになってて。それってあまりに悲しすぎるし、展開に無理も感じるのですが、どうでしょうか。その後のリユニオンも適当に見えるし。よって、ゴースト退治のパートは、はギミックの楽しさに慣れたあとはわりと退屈になってしまってるのです。
 もう一つ我慢できないのが、第4のバスターである黒人ウィンストンのキャラの薄さ。急に現れてリクルートされて、キャラが立たないまま2作目でも普通に登場してる。何のために存在するのかよくわからん。もっと加入までにドラマが必要だと思うんだけど2作目でもずっと放っておかれている。ついでに書けば、主役のビル・マーレイに初めから最後まで一貫して魅力がない。わざとそのように描いているのかと思うくらい、フォローのパートがない。
 正直に言いまして、一定の楽しさがあることはもちろん認めたうえで、何をいまさらこれをリメイクする価値があんのかさっぱりわからんのです。それでも、なんかオリジナルはすげえ人気らしいね。
 
 と、僕にとっては穴だらけの前作だったのですが、今回のリメイクでは、明らかにそういった欠点に対する対処が施されていて、「主役が女性」という違和感以外は文句のない娯楽作だったような気がします。
 まず前シリーズで「ゴーストバスターズの台頭から失墜」を描いたのに対して、今作では「ゴースト」というものの取り扱いが慎重になっていて、ぶっちゃけ最後までゴーストバスターズが世間で受け入れられる存在にまではならない程度になっています。ゴーストを捕まえるためのビームが相変わらず物理的な破壊を伴うものの、むしろその部分は割り切って強調して、武器のバリエーションも増えてます。気持ちよくて楽しかった「カプセル的なものに封じ込める武器」は登場時間少ないのが残念。本当に最後には、ゴーストという存在に、世間が信用に傾きかけるところまで、ゴーストバスターズの活躍を生かして説得力を持たせた、というバランス感覚は現代的であってベターだと思います。仮に、アイヴァン・ライトマンがこれを撮ってたら、もしかしたらもう少し雑に取り扱われてたのじゃないかなあ。ゴーストというものが、バスターズ以外に存在を認識する人たちがいるとすれば、まあ当然MIB的な立場になるよね、という説明が、前シリーズにおける『市長』という役割の重みにうまいこと絡めているのとかも、見ていて気持ちよかった。
 加えて「なんだかよくわからねえ4人目の黒人」についても、きっちりキャラを持たせた上で加入して活躍しているのもよかった。この辺は多分、監督も問題に感じていたのではないかなあ。あと、2作目まで特にキャラを重要視されてなかった受付嬢の性別も変更されて、「超絶ハンサムでありつつ超絶アホ」に変更されていたのも楽しかった。ていうかもう、この作品てクリス・ヘムワースの存在で楽しさ3倍くらいになってた。僕はこの人をちゃんと認識して映画見たことなかったんだけど、本当に超絶ハンサムなんですよ。オス臭くて目元がキュートで。ここまでハンサムな人間がアホなわけがない、という人間の思い込みを利用するのに最適なキャストだったと思う。だからもう、何やっても超面白かった。エンドロールの背景も、俺ずっと笑ってました。
 それと関連して、前作で「その要素いるのかな」と思ってた、主役とシガニー・ウィーバーの恋愛要素、これも今作では完全にカットしてます。一応、受付ケヴィン加入でうっとりするエリン、という構図は残しているけど、主要登場人物からは全くセックスの香りがしなくて最高。大体の海外産の映画って、それなりに社会生活送っている人には、特に説明なくパートナーがいたりするもんなんだけど、この作品に限って言えば、女性も男性もおよそ彼氏彼女、嫁旦那が存在するようには見えてない。だからこそ、バスターズの活躍に集中して観ることができました。
 嫌なところを挙げるとすれば、いろいろな映画オマージュが入ってる風味なんだけど、映画詳しくない僕のようなものにとっては、それらしきパートについてはただただうるせえノイズでしかない、という点です。

 と、いうことで前シリーズを知らなくても楽しめる痛快娯楽作だと思いますので、広くお勧めします。 

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