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ラジオ生活が変わっている

 ラジオってのは斜陽産業になっているとは思うが、ラジオに長年触れている人間からすると、この「生活に忍び込む」ような存在のメディアは、よく飲食業界で言われる「事業を維持するには新規よりも太いリピーターをつくること」みたいなのに理に適っているとものすごく感じる。ある地点まで行くと、「その番組が面白いかどうかは問題じゃなくなる」という、エンタメにおいてある種の上がりになることがある。
 ラジオはさらに、「音声を発信する」という要素だけ取り出せば、今この場で僕のような人間にだって可能なのが特徴だ。編集も、今日日、フリーソフト放り込んだパソコン一台で、少なくとも音声を軽く編集することはだれだってできる。あとは、聴く人さえ掘り起こしたら、その人の生活に忍び込むことが可能だ。ニコニコ生放送で、話が大して面白くもないズブの素人がもてはやされるのって、あとはただ存在していることがもうありがたくなるのな。ニコ生の場合はさらに、「スポンサーがないと放送できない」とかそういう要素もない。ていうかむしろ放送する側が主役になるために金を払うくらいである。今チャンネル化している一部の番組は、何か素人離れした要素を持つ素人なんだろうな。
 が、そういう素人離れした素人の番組に、仮に、劇場でそれなりに出番があるけど、アルバイトしないと食っていけない、程度の芸人さんが出演するとなると、見る側聴く側はどっちに重きを置くかっていうと、プロの芸人さんに傾くと思う。ニコニコ動画が、って限定する必要はないけど、やっぱりタレントであることの価値ってすごい、と感じる。ラジオ局で製作されるラジオ番組ってのは一から十まで、一応次元の違う人たちがパーソナリティとして参画しているわけで、そこに、生活に忍び込む仕掛けがされていれば、「最後の最後まで生き残るメディアはラジオなんじゃないのか」とか、ラジオ好きとしては考えたりするのでした。

 最近、生放送でラジオを聴くことはなくなってしまったけど、YouTubeを検索すれば、今こうしている間にもどんどん新しいラジオ番組がCMを切った状態でアップロードされていて、さらにそれをmp3に変換して順番に聴いていくだけで、もう追いつかないくらいの量存在しております。そうして、かつて録音して途中まで聴いてたけど、録音ツールの悪さに並行して試聴続行を諦めた「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」がYouTubeに大方アップされているのに気付いて、完全に生活に忍び込まれてしまった感じである。他の番組10本くらいと合わせて、1週間のうちに5本ずつくらいデータに変換してもりもり聴いている。
 もう電波で流れる番組を聞かなくなってしまったのに、今いつでも何本でも聴ける状態で、メモリーオーディオで持ち歩いて聴くときって、完全にラジカセで録音して聴いてた時代と変わらんのよな。そのパーソナリティを勝手に身近に感じたり、テレビやラジオに出たらちょっとだけ気になる状態。電車で聴いてて笑いそうになるのを下向いて抑え込むこともしょっちゅうある。

 ラジオの聴収率ってどうやって集めてるのかしらんが、僕の記憶が確かだったら、わりとアナログなアンケート方式だったような気がする。テレビと違ってリアルタイムでデータを集めるわけではないから、聴いている事実さえ確かだったら、YouTubeに拡散されてその存在が知られるってのは、(ラジオ局的にどうかはおいておいて)聴く側としてはありかなあ、と感じます。毎週、その番組がアップされてるのを確認するだけでうれしいしな。そして、新しいラジオ番組を求めてる人って、生活に忍び込ませたいって大体考えてるのよね。別にそれを人に話したいとかそういうのでもなくって。そういうものがあるとうれしいっていう。

 YouTubeに上げられている番組って、よっぽどの有名番組じゃなきゃこの2年くらいが限界なので、そんなラジオハイな状態になったらもう、オンタイムでできるだけ聴こうとするし、そのためにRadikoプレミアムとツールで録音生活がまた始まることになるわな。まだもう少しラジオ聴く生活が続きそうです。

コメント

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> 真澄さん

久しぶりっす!
YouTubeに流れてるみたいなんでmp3に落としておきますわー。お勧めあったらばんばん教えてください~(乞食)

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