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今年劇場で映画を見ていくかもしれない

『八木』の映画レビュー | Filmarks
https://filmarks.com/users/yagiwagon

 2011年限定で、僕は劇場で160本、家で80本の映画を、サラリーマンやりながら見た。家では、今から見る映画の予習として、前編や監督の前作をさかのぼってみたり、原作小説やノベライズをもりもりと読んだ。難解な映画はパンフレットも買った。その理由というのは、「他生物との話題にわりと利用価値のある文化」であり、「続けられそう」であり「わりとおもしれえ」であり、今思うと「消費する喜び」とかも大きかったと思う。なんちゅうか、趣味に金をじゃぶじゃぶ使ってる時って、「俺もオタクのスタートラインに立てたかしら」という成長の実感と、高速で無駄にならない金(と思い込めるもの)を吐き出す合理性のドラッグに酔えるのよね。
 その結果得たものは、多少映画の話題についていけるようになったことや、映画について、または映画を通して自分の価値観を見ることなどであって、まあよかったのではないかと思う。ていうか正直、『よっしゃ映画の話いつでも来いや』となってから、世間様が意外と映画を見ていないことに拍子抜けした記憶もある。僕が映画を親の仇のように見ていたのは2011年だけであって、そっから今にかけては、全く能動的に見ていない。初めからわかっていたが、僕は見なくても全く気にならないし、そもそも映画が特別好きではないので、見なくてよいのだ。が、『2011年の貯金』が6年経過した現在でも余裕で持っている。あの時期、浅はかな女子中高生にぶん投げられた砂糖菓子みてえなハンサムごり押し映画だろうが、自分がどこの膣から生まれたかまるで理解していないジャリどもに向けたアニメ映画だろうが、劇場でちゃんと経験したということが、思った以上に自分を構成する要素になっているし、見た240本というのは、市井の人が見る映画に対する温度とはかなり違っていたのだと思う。「俺はこの趣味をものにする」という気合で手にした貯金なのだろう。

 今年、自分の現在の生活サイクル的に、「映画くらいしかやることねえ」というタイミングがよく発生したので、なんなと映画をみることになっている。そしてとうとう、テアトルグループの会員カードと松竹系の会員カードを作った。今年は多分、映画を多く見ていくことになると思う。
 2011年のような生活をやんわりと開始してわかったことなのだが、「いろいろな映画を見る」ってことって、僕の収集癖と合致してるのよな。僕は面白い映画を見たいのではなくて、「(面白いorつまらない)映画を見た、という事実」が欲しいだけなのですな。どういうことかというと、本当の映画ファンによくある「同じタイトルを劇場でn回以上見る」という行為あるじゃないですか。僕、あれを理解できないんですよ。今まで本当にしたことないです。どれだけ面白い映画であっても。僕にとって重要なことは、映画を心から楽しむことでなくて、その映画を劇場で見たという事実だけなのです。だから、1度でも劇場で見たのなら、イメージで四角い正方形のマスにチェックがぺしっと入ってそれはもう征服したってことになる。普段劇場に足を運ぶわけでもない人から「あの映画は劇場で3回見た」とか言われると、「ああ、それは俺がやってる映画レイプみたいなことより何十倍も尊くて価値のあることじゃないか」と目が覚める思いです。

 僕は『何か文化的な時間の捨て方をしたい』と常に思っています。とにかく外に出たい気持ちがある。が、目的がないと布団の上から動けない。食道楽でもないし、観光する元気もないし、あらゆる買い物はネットのほうがお得で面倒じゃない。何回か、「とにかく難波に出てみよう」と思って出てみたら、自分の発想が貧困すぎて、やっぱりやることは特に見つからなかった。会う人も出かける人もいない。使う金もない。見たいものもない。
 そこで映画ですよ。僕は上のような気持ちと同時に『しんどい思いはしたくない』という気持ちもあるので、映画という掘れば永遠の深さと広さがあって、こちら側の考えを表明する余地のない文化はうってつけなのです(まあ、僕が金を使う文化のすべてがそういう受け身の文化ではあるが)。一時期、このポジションに「ライブ」ってのもあったなあ。出る、見る、帰る。見るものは出先で数時間提供してくれる。どんどん俺の脳みそが死んでいく気もするが、映画館ってのはさすがに家に存在しないからな。何をすりゃいいのかわからない自分でも、映画を見る経験はかなり汎用的である。

 去年からフィルマークスというサイトを使って、映画館でみた映画についてはこつこつと感想を書いている。僕的には短く感想を書いて、ある程度そろえているつもりなんだけど、他の人の感想で僕くらいの文量の人は珍しく、多分気持ち悪い部類である。しかし、今まではこっそりブログできまぐれに書いていたものが、こちらが画像や基本情報をそろえずとも、決められた書式でズラズラと並んでってくれるのはとてもありがたい。どっちかというと、もう映画を見た記録するほうがより「見た事実」を強調できるし、時間が経って『俺は俺の考えをよく表せているなあ』とあとで感心できてよい。さすがにSNSだから、ご迷惑な文量にするのははばかられるけども。2016年の方がビッグタイトルの一つ「君の名は。」を今週になって抑えることができたので、やっと人権を得た気持ちです。

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